「ポーギー&ベス」のうち4曲のみは、マイルスが世を去る2ヶ月前の1991年7月、モントルー・ジャズ祭のステージで、クインシー・ジョーンズの監修のもとに何とか再演がおこなわれたのだったが、あらためて全スコアがまとめられたのは90年代も終わりになってのことだった。
オリジナル・レコーディングがおこなわれてから40数年あまり。ようやく楽譜が揃えられて、ふたたびマイルス=ギル・エヴァンスの音楽が、われわれの前に姿を現わした。
ボーヒュースレン・ビッグ・バンドとルー・ソロフによる演奏は、単なるジャズの古典の再現ではなく、この素晴らしいジャズの遺産を永遠に伝えてゆくという、大きな意味をもったものであるに違いない。
岡崎正通ライナーノーツより
|
|