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ペーター・ノーダールはほんの数年前まで、日本ではまったく無名の存在だった。しかし彼がプロデュースしたリサ・エクダールのアルバムや自身が主宰するアリエッタ・レーベルの作品が次々と紹介され、さらに2001年に初来日が実現するに至って、いまやもっとも注目すべき北欧のピアニストとして熱い視線を集めている。
この新作ではバート・バカラックの曲やスタンダードの「枯葉」なども取り上げていて、選曲的にも非常に親しみやすい。そんな中に母国スウェーデンのトラッドを1曲まじえているのは、自らのアイデンティティを示すものだろう。ジャズの伝統をしっかりと踏まえながら、そこに北欧的な叙情美を加味した独自の演奏は、タッチの美しさも加わって聴く者を魅了せずにはおかない。
市川 正二
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