このラッセ・トゥーンクヴィストのコルネットを中心とするトリオは、他に類例のない音楽性をもった異色的グループとして、評価が高まりつつある。2003年10月来日ツアーをきいた際、私は最近きいたどのジャズ・グループとも異なる強い感動を覚えた。
3人共にスウェーデン出身だから、当然トリオの音楽には、北欧、特にスウェーデン的な特色が色濃く現れる。あくまでもアコースティックなサウンドに徹して、ギターもベースも自然な音色がみずみずしい。コルネットとギターのインタープレイには、時として、1930年代のフランス・ホット五重奏団のステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)とジャンゴ・ラインハルト(ギター)のデュオを感じさせる。
兎に角、アメリカン・ジャズとはどこか違った新しい魅力を作り出していることは間違いない。
瀬川昌久ライナーノーツより
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