このCDのいちばんの聴きどころは冒頭一曲目の「ドウ・ナッシング・ユー・ヒア・フロム・ミー」のボタンを押した瞬間飛び出してくる意表を衝いたその音の出方にある。
まったくのいきなりである。普通もう少し幅というか余裕を持たすものなのだ。
しかし何度も言うが、ポーラ・サナーホルムはいきなり。私はこのいきなりに惚れた。
なにしろメグのスピーカーは、自慢になって申し訳ないが最新型ドイツ製ホーンスピーカー、アバンギャルドである。アサガオのお化けのようなホーンから彼女の声が何倍にも拡大されて出てきたのだ。このスピーカーは生々しさを売り物にしているスピーカーである。
押し殺しているんだがついたまらず出てきてしまうひっそりとしたセクシー。
ひっそりとした頼りなげなセクシーが少しづつ露わに変化してゆく様子がたまらない。
それにしても歌のほかにもう一つの才能があった。美人。歌手は美人でなくてはね。
寺島 靖国
|
|